「SEA SPICA(シースピカ)」は、瀬戸内海に点在する魅力あふれる島々をめぐる観光型高速クルーザーです。 広島県の海の玄関口「広島港」と、懐かしい町並みが残る人気観光地「尾道」を結ぶルートで運航されており、『せとうち島たびクルーズ』として親しまれています。 船は島めぐりに特化した設計で、広々とした展望スペースやデッキからは、穏やかな瀬戸内の海と多島美を堪能できます。 途中で立ち寄る島々では、地域の人々とのふれあいや歴史・文化に触れる貴重な体験も。 シースピカは、移動手段でありながら、そこに乗ること自体が旅の目的となるような、特別な時間を提供してくれます。 車では行けない島の魅力を、海から感じる贅沢なクルーズをぜひお楽しみください。
呉港は旧海軍の軍港として発展し、現在も造船所や自衛艦が並ぶ歴史ある港です。
船上からはドックや艦船、大和ミュージアムの建物などが望め、港町ならではの風景が広がります。
音戸の瀬戸は、平清盛が一日で開いたという伝説が残る人工の海峡です。
船上からは狭い水道を行き交う船や赤い音戸大橋が間近に見え、迫力ある眺めが楽しめます。
契島は、現在も製錬所が稼働する珍しい工業の島です。
船上からは煙突やパイプが立ち並ぶ無人の島ならではの景観が広がり、まるで近未来の工場都市のような迫力を感じられます。
御手洗は江戸から明治にかけて栄えた港町で、今も白壁や町家が残る美しい町並みが特徴です。
船上からは静かな湾と歴史ある町の輪郭を望み、当時の面影を感じることができます。
大久野島は、野生のウサギたちが島じゅうを自由に走り回る「うさぎの楽園」として親しまれています。
約700羽ともいわれるウサギたちは人懐っこく、餌をあげたり写真を撮ったりと、癒しのひとときを楽しめます。
島内には毒ガス資料館や旧軍施設などの戦争遺跡も残り、歴史にも触れられる貴重な場所。
ウサギとのふれあいと、穏やかな瀬戸内の自然を満喫できる特別な島です。